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【最強ポータブルゲーミングPCおすすめ6選】ROG ALLY、Legion Goなどの特徴・コスパ・遊べるゲームなどを解説(2024年春)

文:電撃オンライン

公開日時:

 ゴールデンウィークの真っ只中、旅行やショッピングなど外出の予定を立てている方も多いのではないでしょうか。お出かけ中のちょっとした空き時間にもゲームが遊べたら、ゲーマーにとっては嬉しいことですよね。

 今回は、そんな行楽シーズンのお供にピッタリなポータブルゲーミングPCをまとめてご紹介します。

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 ゲームだけでなく、ちょっとした出先での仕事やクリエイティブ作業にも使えるので、ゲーマー以外の方も必見ですよ!

ポータブルゲーミングPCってどんな製品? 一問一答で簡単に解説!


 そもそも、ポータブルゲーミングPCって一体どんなもの? という疑問にお答えするため、簡単に一問一答形式でまとめてみました。

・ポータブルゲーミングPCってどういう製品なの?
 携帯ゲーム機のような見た目をした、コンパクトサイズのPCです。

・PCなの? ゲーム機なの?
 PCです。ポータブルゲーミングPCは、PCの中でもゲームが遊びやすいように工夫された、ゲーム特化の製品といえます。

・普通のデスクトップPCやノートPCとどう違うの?
 見た目はコンパクトですが、使い方は普通のデスクトップPCやノートPCと変わりません。Windowsを搭載したポータブルゲーミングPCが多く、もちろんWordやExcelなども使えます。動画編集などクリエイティブな作業を行うことも可能です。

・どういうゲームが遊べるの?
 PCで遊べるゲームタイトルであれば、ポータブルゲーミングPCでも問題なく遊ぶことができます。例えば、ゲームプラットフォーム“Steam”や、サブスクリプションサービス“PC Game Pass”で配信されているタイトルなどです。

・いくらで買えるものなの?
 製品にもよりますが、だいたい8万円~15万円ぐらいで購入できます。

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▲携帯ゲーム機のように手に持って遊べるのが魅力

 ここからは、現在発売中のポータブルゲーミングPCの中から、おすすめの6製品を紹介します。

 各製品の性能や価格はもちろん、それぞれの特長やおすすめポイントも紹介していますので、自分に合ったポータブルゲーミングPC選びの参考にしてみてくださいね!

1. 高性能なのに価格は抑えめの高コスパが魅力!『ROG ALLY』


 『ROG ALLY』は、ASUSの“ROG”シリーズから発売中のポータブルゲーミングPCです。

 ラインナップは、“AMD Ryzen Z1 プロセッサー”搭載モデルと“AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー”搭載モデルの2種類。どちらもメモリは16GB、SSD容量は512GBとなっています。

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■主なスペック
CPU:AMD Ryzen Z1 プロセッサー、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー
メモリ:16GB
SSD:512GB
発売日:2023年9月21日
価格:
・“AMD Ryzen Z1 プロセッサー”搭載モデル:89,800円(税込)
・“AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー”搭載モデル:109,800円(税込)
主な特徴:ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度、リフレッシュレートは120Hzに対応。本体の重さは約608g

 “AMD Ryzen Z1 プロセッサー”を搭載した標準モデルと、“AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー”を搭載した上位モデルの2種類がありますが、どちらもポータブルゲーミングPCとしては申し分ない性能を持っています。

 標準モデルでは9万円を切り、上位モデルでも109,800円という価格設定は、他の製品と比べてもかなりお得。このコスパの良さが大きな魅力となっています。

 さらに、本体重量は約608gと、ポータブルゲーミングPCの中では軽めなところにも注目です。

 持ったままゲームをプレイするという性質上、本体は軽ければ軽いほど首や肩にかかる負担が少なく済むので、長い時間ゲームをプレイしたい人ほど有り難いポイントになっています。

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 また、ディスプレイの性能の高さも見逃せません。コンパクトながら解像度はフルHD、リフレッシュレートは最大120Hzに対応しているため、スピード感のあるゲームタイトルでもカクつきの少ないなめらかな映像を表示してくれます。

 特殊なコーティングを施してあるおかげで、画面の反射率を抑えてあるのも良いところ。屋外で使おうとするとどうしても日光の反射が気になりますが、その対策もバッチリ。

 本体カラーがホワイトでオシャレなのも、個人的におすすめポイントです。

『ROG ALLY』の魅力
・9万円切りのコスパのよさ
・フルHD&120Hz対応のディスプレイ
・軽めの本体重量

2. 標準メモリ32GBは大きい! ゲーマーに役立つ便利機能もたっぷりの『ONEXFLY』


 『ONEXFLY』は、ONE-NETBOOKより発売中のポータブルゲーミングPCです。

 ラインナップは、SSD容量が1TBのモデルと2TBのモデルの2種類。カラー展開は、オブシディアンブラックとスノーホワイトの2つです。

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■主なスペック
CPU:AMD Ryzen 7 7840U
グラフィック:AMD Radeon 780M
メモリ:32GB
SSD:1TB、2TB
発売日:2023年10月14日
価格:
・1TBモデル:139,800円(税込)
・2TBモデル:149,800円(税込)
主な特徴:メインメモリ32GBを標準搭載。ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度、リフレッシュレートは120Hzに対応

 CPU、グラフィックともにポータブルゲーミングPCとしては文句なしの性能を持っています。何より、メインメモリ32GBを標準搭載しているのは非常に大きな魅力です。

 さらに、SSD容量も1TBが標準となっており、容量たっぷり。それでも物足りなければ、2TBも選べるという贅沢さです。

 ディスプレイはフルHD、かつ最大リフレッシュレート120Hzに対応と、こちらも性能が高く抜かりがありません。

 単純な価格比較では一見高いように思えますが、メモリが32GBであること、SSD容量も1TBが標準であることを考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。

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 また、専用ツールの便利さにも注目です。本体の動作設定としてFPS固定や解像度の変更、ファンスピードの調整ができるほか、マクロプログラミング機能を搭載しています。

 こちらは、あらかじめボタンの組み合わせを登録しておくことで、自動的にコンボを繰り出してくれるなど、ゲーマーにとって非常に役立つ機能になっています。

 ボタンのカスタマイズの自由度も高いので、ボタンの割り当てや感度の調整、デッドゾーンの設定など、自分に合わせて細かく変更することができます。

『ONEXFLY』の魅力
・標準でメモリ32GB搭載
・SSDは1TBもしくは2TBから選べる
・マクロ設定やデッドゾーン調整など便利機能

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3. スライド式キーボードが便利すぎ! 角度が変えられる液晶画面も嬉しい『AYANEO SLIDE』


 『AYANEO SLIDE』は、AYANEOから発売中のスライド式メカニカルキーボード搭載のポータブルゲーミングPCです。

 メモリとSSD容量を選ぶことができ、ラインナップは16GB(メモリ)+512GB(SSD)搭載モデルと、32GB(メモリ)+2TB(SSD)搭載モデルの2つがあります。

 カラー展開は、サンライズホワイトとブライトブラックの2色です。

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■主なスペック
CPU:AMD Ryzen7 7840U
グラフィック:AMD Radeon 780M
メモリ/SSD:16GB/512GB、32GB/2TB
発売日:2024年2月
価格:
・16GB/512GBモデル:138,000円(税込)
・32GB/2TBモデル:168,300円(税込)
主な特徴:スライド式メカニカルキーボード搭載。ディスプレイは最大30度まで傾きを調整可能

 CPU、グラフィックともに高性能なポータブルゲーミングPCです。最大の特徴は、スライド式のキーボードを搭載していること。

 ポータブルゲーミングPCというと、まず思い浮かぶのは携帯ゲーム機のような形状ですが、本製品は画面をスライドさせることで下からキーボードが現れる仕組みになっており、ノートPCのようなスタイルで使うこともできます。

 必要なときだけサッとスライドして文字を打つことができるので、ゲームに集中したい場面でも邪魔になりません。物理キーボードはあると便利だけど、持ち歩くのはちょっと……そんな悩みをスタイリッシュに解決してくれます。

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 また、ディスプレイの角度が調整できるようになっているため、本体を机に置いた状態でも、無理のない姿勢で使えるのが良いところ。

 もちろん手に持って使う場合でも、見る角度に合わせて細かく傾きが変えられるので、とても便利。これだけでも、使用中に首や肩などにかかる負担がだいぶ違ってきます。

 さらに、このディスプレイはsRGB色域が120%、sRGB色域カバー率が100%と、発色にもかなりのこだわりがあります。高画質なIPSパネルを使用しており、写真編集などのクリエティブ作業にぴったりです。

 ゲームを遊ぶ場合でも、この性能を活かした美しい映像を堪能できるので、画質を重視したいゲーマーにもおすすめです。

『AYANEO SLIDE』の魅力
・スライド式で便利なキーボード搭載
・角度調整可能なディスプレイ
・sRGB色域 120%、sRGB色域カバー率 100%の高画質IPSパネル

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4. 8.8インチ画面で迫力の映像が楽しめる! 着脱式コントローラーが便利な『Legion Go』


 『Legion Go』は、Lenovoより発売中のポータブルゲーミングPCです。ラインナップは1種類で、カラーはシャドーブラックとなっています。

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■主なスペック
CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー
メモリ:16GB
SSD:512GB
発売日:2023年12月6日
価格:134,860円(税込)
主な特徴:ディスプレイは8.8インチ、WQXGA(2560x1600)解像度、リフレッシュレートは144Hzに対応

 “AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー”を搭載し、ポータブルゲーミングPCの中でも特に高い性能を持っています。

 最大の特長は、8.8インチある迫力のディスプレイ。解像度もWQXGA(2560x1600)と高く、それでいて最大リフレッシュレートは144Hzに対応と、至れり尽くせり。

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 また、コントローラーは着脱式となっており、本体裏にあるスタンドを使えば、机の上などにディスプレイを立てた状態でゲームを遊ぶことができます。

 持ったまま下を向いているとどうしても首に負担がかかるので、こうした使い方ができるのは、長時間ゲームを遊びたいゲーマーにとっては非常にありがたいです。

 さらに、このコントローラーには“FPSモード”が搭載されており、専用の台座にセットすればマウスのように使うことも可能。シューター系のゲームタイトルで、3Dスティックでは上手く照準を合わせられない、という方に特におすすめです。

 着脱式のコントローラーや専用モードを活かして、自分のプレイスタイルに合わせた幅広い遊び方ができるのが、大きな魅力の製品となっています。

『Legion Go』の魅力
・8.8インチと大きく、WQXGA&144Hz対応のディスプレイ
・便利な着脱式コントローラー
・さまざまなプレイスタイルに対応

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5. 静音&冷却性能にこだわりが光る! コスパの良さも魅力の『Claw A1M』


 『Claw A1M』は、MSIより発売中のポータブルゲーミングPCです。

 ラインナップは、“インテル Core Ultra 5 プロセッサー 135H”搭載モデルと“インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H”搭載モデルの2種類。

 SSD容量はそれぞれ異なり、“Core Ultra 5”搭載モデルが512GB、“Core Ultra 7”搭載モデルが1TBとなっています。カラーはブラックのみです。

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■主なスペック
CPU:インテル Core Ultra 5 プロセッサー 135H、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
グラフィック:インテル Arc グラフィックス
メモリ:16GB
SSD:512GB、1TB
発売日:2024年3月28日
価格:
・“インテル Core Ultra 5 プロセッサー 135H”搭載モデル:99,799円(税込)
・“インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H”搭載モデル:139,800円(税込)
主な特徴:ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度、リフレッシュレートは120Hzに対応。ハイパーフロー強冷クーラー搭載

 今回は残念ながら触れる機会がなかったものの、こちらもおすすめの製品としてご紹介します。“インテル Core Ultra プロセッサー”を搭載した、MSI初のポータブルゲーミングPCです。

 “インテル Core Ultra プロセッサー”は、消費電力を抑える省電力性と高いパフォーマンスを両立している、バランスの良いCPUです。このCPUを搭載することで、本製品ではバッテリー効率の良さを実現しています。ハイパーフロー強冷クーラーによる、冷却性能の高さにも注目したいところ。

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 ポータブルゲーミングPCを長時間使い続けていると、どうしても本体の熱が上がってしまうため、パフォーマンスは低下しがちです。冷却性能を上げることでそれを防ぎ、より長くパフォーマンスを維持できるよう工夫されているというわけですね。

 “インテル Core Ultra 5 プロセッサー 135H”搭載モデルでは、価格が99,799円(税込)と10万円を切っているのも魅力です。

『Claw A1M』の魅力
・フルHD&120Hz対応のディスプレイ
・バッテリー効率の良さ
・冷却性能の高さ

6. Steamのゲームをメインに遊ぶなら!『Steam DECK』


 『Steam DECK』は、ゲーム配信プラットフォーム“Steam”を運営するVALVEから発売中のポータブルゲーミングPCです。

 ラインナップは3種類。『Steam Deck LCD』(SSD容量が256GB)と『Steam Deck OLED』(SSD容量が512GB、1TBの2つ)です。カラーは黒のみです。

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■主なスペック
CPU:AMD Zen 2
グラフィック:AMD RDNA 2
メモリ:16GB
SSD:256GB、512GB、1TB
発売日:2023年12月12日(Steam Deck OLEDの日本発売日)
価格:
・256GB:59,800円(税込)
・512GB:84,800円(税込)
・1TB:99,800円(税込)
主な特徴:HDR有機ELディスプレイ搭載(『Steam Deck OLED』)、Wifi 6e対応、Steamに最適化されたライブラリ

 今回は残念ながら触れる機会がなかったものの、こちらもおすすめの製品としてご紹介。

 VALVEの製品ということもあり、“Steam”で配信されているゲームをメインに遊ぶなら、こちらも選択肢に入ります。プラットフォームに最適化されたライブラリの使いやすさは、他にはない魅力です。

 また、“Steam”のストアページを見ると“STEAM DECK互換性”という項目があり、そのゲームタイトルが『Steam Deck』で遊べるかどうかすぐに確認できるというのも、本製品の強みです。

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 ラインナップは3種類ありますが、『Steam Deck LCD』と『Steam Deck OLED』で違うのは、ディスプレイの性能です。このままだと聞き慣れない方もいるかもしれませんが、それぞれ日本語に直すと液晶(LCD)ディスプレイ、有機EL(OLED)ディスプレイのことです。

 有機ELディスプレイのほうが、より発色が良く美しい映像を表示できます。そのため、映像にこだわりたい方は『Steam Deck OLED』がおすすめ。

『Steam DECK』の魅力
・有機ELディスプレイによる映像の美しさ(『Steam Deck OLED』)
・プラットフォームに最適化されたライブラリの使いやすさ
・Wifi 6e対応で素早くゲームをダウンロードできる

手軽に持ち運べる便利なPC! 価格も収納場所もコンパクトに収めたいならコレ!


 ポータブルゲーミングPCは、ゲームを遊ぶだけでなく、ちょっとした出先での作業や仕事にも使えるのが良いところです。コンパクトなので気軽に持ち運べますし、とにかく便利。

 価格もデスクトップPCやノートPCと比べると抑えめなので、いきなり高価なゲーミングPCを買うのはちょっと……という方にもおすすめ。

 コンパクトなポータブルゲーミングPCならではの便利機能を搭載したものも多くありますので、ぜひ自分に合った製品を探してみてくださいね!

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