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ネタバレあり感想:『ブルアカ』アニメ3話。便利屋68がついに登場。有名すぎるあのBGMのアレンジとアルちゃんの顔芸が最高!【ブルーアーカイブ The Animation】

文:ライオン松本

公開日時:

最終更新:

 TVアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』第3話“便利屋68にお任せください!”の感想をお届けします。

【注意】本記事では、『ブルーアーカイブ The Animation』第3話の物語および、原作『ブルーアーカイブ』に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。


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アビドス編の裏主人公的な存在、便利屋68がついに登場。耳に残る例のBGMのアレンジも!【ブルーアーカイブ The Animation第3話感想】


 今週もやってきたアニメ『ブルアカ』の時間! 第3話となる今回のエピソードタイトルは“便利屋68にお任せください!”。原作を知っている人なら待ちに待ったアル社長たちがいよいよ登場です!

 前回のお話はセリカと先生の信頼についてのストーリーでした。ツンツンツンのデレ、くらいの比率。まさに黄金比とも言えるツンデレに、多くの先生がセリカに萌えたのは記憶に新しいはず。

 そんなお話の続きとなる今回は、改めてアビドスの巨大な借金問題を解決すべく、対策委員会と先生による会議からスタート。会議では各々が莫大な借金をどうやって返済するかと話し合っていました。

 出てくる案は怪しげだったり、非現実的なものだったりと、犯罪一歩手前……というか、犯罪みたいなものばかりです。例えばセリカは怪しいセールスの金運が出るグッズ、ノノミはスクールアイドル的なアイディア、ホシノは他校の生徒を誘拐的なもの、果てにシロコは「ん、銀行を襲う」。おバカ(笑)。

 シンプルにやばい思考の持ち主が集まっています。シロコに至っては襲う予定の銀行について、セキュリティやらを調べ上げ、覆面まで用意していました。キヴォトスは世紀末か?

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 これに激おこなのは唯一まとも?な後輩のアヤネ。珍しく「真面目にやって!」と声を荒げて怒っていました。

 一方で場面は変わり、海上で大きな船が黒煙をあげているシーンに。その船から小型のボートが飛び出し、どこかシリアスチックなBGMとともに新キャラである便利屋68の4人が登場。

 なんとも悪役チックなセリフが飛び交う(ように見える)会話シーンで、これにはアニメから入った初見勢の方は「アウトローな子たちなんやろなぁ」と思ったことでしょう。

 何やらやばそうな任務をこなしてきた彼女たちで、任務は完璧〜といった顔をしていたアル社長でしたが、カヨコからの無傷のまま奪還するはずだったターゲットがボロボロであると指摘され、例の「なんですってぇ〜!」顔とともに親の声より聞いたBGM“Unwelcome School”のアレンジが流れ出した時は、展開を知っていたのに笑ってしまいました。この曲だけで面白いのずるいでしょ。

 まぁ、とどのつまり依頼は失敗で、タダ働きが確定した便利屋ということですね。そこからまた場面は変わって、アビドス組が柴関ラーメンでご飯中のシーンに。

 さっきの会議のことでまだ怒っているアヤネをみんなでなだめている中、お店に遠慮しがちに訪れたのは便利屋のハルカ。お店で1番安いメニューを聞き、便利屋4人で1杯のラーメンを頼む姿に、いろいろと勘違いする店員セリカと大将。

 お金がないということに対してあまりにも理解があるアビドス高校生徒のセリカと、その雇い主である大将は、1番安いメニューを頼んだ彼女たちに特大ラーメンを出してあげました(ムツキによれば、実際はアルちゃんの金遣いが荒いだけで、普段から貧乏というわけではないらしいですが……)。

 そんな粋な姿と美味しいラーメンに感動したアルちゃんは、店員のセリカや隣の席にいたアビドス高校メンバーと意気投合、仲良くなっちゃいました。それを見て、妙に焦るカヨコとムツキ。

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 ラーメンをお腹いっぱい食べ、気の合う友人もでき、超ご機嫌な自称アウトローのアル社長。「良い人たちだったわね!」と話すアルに少し呆れ気味にムツキとカヨコが「彼女たちはアビドス高校の生徒で次のターゲット」と伝えます。

 これには「なんですってぇ〜!」顔になるアルちゃんと、同じく何も知らなかったであろうハルカもびっくり。アウトローと言いつつも、根はめちゃくちゃに優しいアルちゃんは、恩がある、しかも気が合った人たちを襲うのか……と頭を抱えますが、そこはアウトロー(笑)。仕事は仕事と切り替えて、依頼をこなすことに。


 ヘルメット団を従えてアビドス高校へ訪れた便利屋。その姿を見たセリカから「恩知らず!」的なことを言われて胸を痛めるアルちゃんに人の良さを感じつつ、やっぱりドンパチ戦闘へ。

 ギャグっぽい印象が多い便利屋68ですが、その実力はピカイチのようで、見事な連帯でシロコたちを追い詰めていきます。

 でもこっちには我らが“先生”がいるわけで、戦略をしっかりと練り上げて指示を出し始めると、シロコたちの動きが大きく変わります。

 これには便利屋たちも動揺しますが、荒事で遅れをとるわけには行かないと攻め続けることに。しかし、横から回り込んだシロコがアルへと急接近して――。

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 陽が落ち始めた夕暮れの中でシロコとアルの一騎打ちに……と思ったところでチャイムが。それと同時にヘルメット団たちの口から出た言葉は「定時なんで」。そして撤退していき……残ったのは便利屋のみ。

 さっきまでのシリアスはどこいった? そう言いたくなるくらい気まずい空気が流れます。あの人数がいたからこそ、アビドスを追い詰めることができていたわけで、急に不利な状況に追い込まれたアルちゃんは呆然となってしまいました。

 これにはどうしたものかと顔を見合わせるアビドス組と先生。そして、「撤退!」と逃げていく便利屋の姿に微妙な表情をしてしまうホシノたち。先生の「面白い子たちだったね……?」という言葉だけが響いて3話はエンディングに。

 面白い子というか、面白すぎる愉快な子たちというレッテルを貼られた便利屋68の次の活躍に期待して終わり、と思いきや……やっぱりあったCパート!

 次回以降の伏線になるであろうCパートではアビドス高校を襲うカイザーの親玉と、原作勢なら嫌というほどご存じの“ゲマトリア”のメンバー・黒服が悪巧みを行っていました。

 ここまではかなりコミカル寄りなアニメだった『ブルアカ』もこいつらが出るということは、本格的に暗くなっていくということ……色々な意味で次回も見逃せないです……! 


ライオン松本:ADVで人生を破壊されたヲタク。最近は先生、開拓者、冒険者、騎空士、マスターなどを兼業してるフリーライター。

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